アイット・ベン・ハドゥ, モロッコ (© Grant Faint/Getty Images)
ここはモロッコのアイット・ベン・ハドゥの集落。クサールと呼ばれる要塞化した村のひとつで、サハラ砂漠とマラケシュを結ぶルートの上にあり、隊商交易の中継地として栄えました。その保存状態の良さからユネスコの世界遺産に登録されています…
村の建物は粘土で作られているため、耐久力がなく、17 世紀以前に建てられた建築物は残っていませんが、かなり古い技術や様式が用いられています。敵の侵入を防ぐために集落の入り口は一つのみで、入り組んだ通路になっており、集落の上には籠城に備えた食糧庫が配置されています。