グレイシャーベイ国立公園, 米国 アラスカ州 (© Andrew Peacock/Tandem Stills + Motion)
今日の画像は、米国アラスカ州のグレイシャーベイ国立公園で、昆布を体に巻き付けて休んでいるラッコ。イタチ科に属する哺乳動物で、その愛らしい姿や小さな両手を使って貝を割る賢さは多くの人々を惹きつけます。貝類やウニなどを食べ、海洋生態系のバランスを保つ重要な役割を果たしています…
しかし、この可愛い動物は 18 世紀以降、毛皮目当ての乱獲や環境汚染などで個体数が激減しました。これにより、かつて 30 万頭いたと推定されるラッコの生息数は、20 世紀初頭には 2000 頭以下にまで減少しました。国際的な保護活動により、その個体数は約 12 万頭にまで回復しましたが、今でも絶滅の危機に瀕しています。